ペニソールを服用して鉛中毒の健康被害

今も販売されているペニソール

シンガポールから個人輸入した「ペニソール/Penisole」が、令和3年6月 29 日(火)に鉛中毒の健康被害があったと医療機関から県保健所に連絡があったと報道されました。報道されてから販売の自主規制がされているのか確認をしてみました。

ペニソールってどんな薬?

ペニソールは、そもそもどんな薬なのでしょうか?ペニソール 健康被害 シンガポール
男性器を長く・大きく・太くする薬らしいですね。そもそもそんな薬が存在するわけがありませんですね。あるショップの説明文を抜粋してみました。

 

ペニソールは、男性器のサイズアップを目的に摂取できる男性向けのサプリメントです。
性機能に良い効果を与える13種類ものハーブが配合されており、天然成分が体に働きかけます。
配合されている有効成分の中で、特に多くの方々に注目されているのがハッショウマメという成分です。
ハッショウマメは、ムクナ豆という名称で呼ばれることもある成分で、男性機能を効果的に高める働きがあります。
体内でドーパミンが作り出される量を増やす働きがあり、これによって男性ホルモンの1種であるテストステロンが活発に分泌されるようにします。
これにより、男性器に流れ込む血液の量を増やして勃起を助けつつ、男性器を増大させる効果を発揮します。
また、ハッショウマメは性機能に関する効果のほかに、体に蓄積した疲労を取り除く疲労回復効果もあります。
男性器のサイズアップをはじめとした性機能を改善する効果を得つつ、疲労ケアも行うことができます。ココロ薬局説明文抜粋

 

ペニソールの健康被害

そもそもインドの薬らしいのですが、シンガポールや香港から個人輸入している時点でアウトです。
この薬で健康被害が出ているのですが、中国の偽物が原因で鉛中毒になった可能性もゼロでは無いことを頭に入れておいた方が宜しいかと思われる事案です。

1 服用による健康被害が疑われる製品の概要
名 称:Penisole(ペニソール)
形 状:カプセル
服用量:医師の指示のとおり※
※製品外包に英語で記載されているもの。購入サイトには、「推奨されている服
用方法は、1日2回食後に1回1カプセルを服用します。」と記載されている。
製品に表示されている医薬品成分:
・Withania Somnifera(和名:アシュワガンダ)
・Hyoscyamus niger(和名:ヒヨス)
製品から検出された鉛の量:12 mg/カプセル
任意提供された当該製品を県保健所が調査したところ、通常、医薬品として使用
される成分を含有している表示があったため、国内で未承認の医薬品であることを
令和3年7月 28 日
保健医療部 薬務課
販売指導担当 中山、石井
直通 048-830-3622
内線 3622
E-mail: a3620-14@pref.saitama.lg.jp
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確認しました。
2 健康被害の状況
健康被害を申し出た県民は、令和元年の夏頃から当該製品の服用を開始し、令和
3年2月に健康診断において貧血と診断されました。
その後、腹痛、手の震え、吐き気、頭痛等が始まったため医療機関を受診したと
ころ、鉛中毒と診断されたため、当該製品の服用を中止するとともに治療を行い、
現在のところ体調は回復しています。
3 検査機関等
埼玉県衛生研究所
検査結果確定日:令和3年7月 12 日 埼玉県保健所抜粋

 

 

今も販売されているペニソール

インド製のペニソールは、今も販売されています。健康被害があったことを知らないで販売しているのか?それとも知っていて販売しているのか?シンガポール・香港から個人輸入された商品から健康被害が出たのは事実です。このペニソールが本物か?偽物か?これは分かりません。

しかし、商売とは言え個人輸入代行をしているのであれば、健康被害があったと認識して代行してほしいと願います。
ここに、今現在もペニソールを販売しているショップを公開いたします。

 

現在も金儲けのために在庫処分で販売しているショップが引っかかりました。シンガポール・マレーシア・香港(中国)などから発送されてます。

インドからの発送していたショップは、全て自主規制なのでしょうか?欠品になっていました。

どちらにしろ、シンガポール発送・香港発送のお薬には手を出さない方が安全です。
今回のペニソールは、中国製の偽物なのか?本当に粗悪な商品だったのか不明です。

保健所さんもシンガポールからの個人輸入した薬だけではなく、ショップ名も明らかにしてほしいものです。

安全の為、インド製の薬はインドから個人輸入しましょう。